ソフトダーツのルール

ソフトダーツとは

初心者のためのダーツのルール

ダーツに興味があってもなかなかはじめの一歩が踏み出せない。その理由の1つは「ルールがよく分からないから」ではないでしょうか。

ここではダーツをはじめたい人が安心してはじめられるよう、簡単なソフトダーツのルールをダーツ初心者向けに説明します。

まずは基本中の基本から勉強していきましょう。きっとはじめの一歩が踏み出しやすくなるはずです。

ダーツという競技にはいくつかゲームの種類がありますが、ここで紹介するのは各ゲームに共通するソフトダーツの基本的なルールについてになります。

01(ゼロワン)クリケットカウントアップなど、それぞれのゲームのルールについては下にあるリンクから確認してください。



ダーツボードの説明

ダーツボードの説明

まずはダーツのボード、つまり「的(まと)」の説明をします。

直径39.4cm(15.5インチ)の円形のボードの中に、中心から放射状にスパイダーと呼ばれる線で20等分してあります。円の外周と中に同心円が2つあり、それぞれ外周をダブルリング(上図、黄色の円で囲まれたエリア)、内側をトリプルリング(上図白色の円で囲まれたエリア)といいます。

ボードの周囲にはそれぞれのエリアの得点である1〜20の数字が表記。シングルエリアはそのエリアの得点、ダブルリングはそのエリアの得点が2倍になり、トリプルリングは3倍となります。

ちなみに、点数の配置はどのダーツボードも共通。どこがどのナンバーか覚えておくとゲームをスムーズに楽しめるので、徐々にでいいので覚えておくのがオススメです。

中心部分の2重の円はブル(BULL)といいます。内側をインナーブル(インブル)、外側をアウターブルと分けて呼ぶこともあるので覚えておきましょう。

得点の計算方法

ダーツの得点の基本

ダーツの得点はダーツがボードのどこに刺さるかで決まります。

基本となるのがボードの外周にある数字です。この数字は得点を表し、数字の内側にある中心から広がる扇形のエリアに刺さるとその得点の×1(もしくは×2 or ×3)倍が得られます。

倍率は扇形のエリアどこに刺さるかで決まり、シングルエリアであればその得点が、一番外側のダブルリングエリアであればその得点の2倍、その内側のトリプルリングであれば3倍の得点を得ることになります。

ダーツは基本1ラウンドで3投するので、ダーツが刺さった3ヶ所の得点の合計がそのラウンドの得点です。

また、ボードの中心にあるブルは50点。ゲームのルールによっては、インナーブルを50点、アウターブルを25点とする場合もあります。

クリケットではシングルエリアは1本、ダブルリングは2本、トリプルリングは3本、そしてアウターブルは1本でインナーブルが2本と計算されます。(詳しくはクリケットのルールについてを確認してみてください。)



得点の簡単な例

ダーツの得点例

上の画像を見てください。
こちらの画像を使って得点についての簡単な問題です。

それぞれ1,2,3番の点数は何点でしょう

  • 1番のエリア
    18のエリアのシングルで18点
  • 2番のエリア
    18のエリアのダブルリングなので18の2倍で36点
  • 3番のエリア
    18のエリアのトリプルリングなので18の3倍で54点

以上のようになります。

ダーツボードの高さと距離

ダーツボードはスローラインから244cm離れたところに設置されており、床からダーツボードの中心までの高さは173cmとなっています。

これもどこにいっても共通です。

お店ではスローラインが用意されているので、その線を超えないように投げましょう

ただし、足ははみ出さず空中でスローラインを越えるのはOKです。



基本的なダーツのルール

ソフトダーツは01クリケットカウントアップなどいろいろなゲームが楽しめる競技です。

それぞれのゲームにはそれぞれのルールがありますが、基本となる共通のルールが3つあります。

  • 1ラウンド3投
  • ダーツが突き刺さらなくても1投
  • スローラインから足をハミ出さない

ダーツは1ラウンド3投、1本ずつ投げると決まっています。3本同時に投げるのはダメです。ラウンド数はゲームの種類やダーツマシンの設定によって変わります。

たとえダーツがボードに刺さらない場合でも、ダーツマシンが得点をカウントすればOK。カウントしない場合は0点となります。ダーツを拾ってもう1投やり直すなんてことはできません。

ダーツを投げるときはスローラインから出てはいけません。しかし、体が空中でスローラインを超えることは可能。なるべく近くから投げるために前傾になっている人もいます。身長の高い人が有利とされる理由の1つがこれです。

その他には大前提として、使用するダーツはソフトダーツ専用のものを使いましょう。ソフトダーツはダーツの先端の部分(チップ)の素材がプラスチックでできています。金属の針のようにとがったハードダーツ用のダーツを使ってはいけません。ダーツボードが壊れてしまいますし危険です。

これらルールに加えダーツのマナーも併せて覚えておくことをオススメします。

ハードダーツとのルールの違い

ダーツにはソフトダーツとハードダーツの2種類があります。

ハードダーツはダーツの矢の先が金属製でスティールティップダーツとも呼ばれる競技です。ソフトダーツはその名の通り先端がソフトな素材を使用。

それぞれのダーツでは矢の先端の材質以外にもダーツボードの大きさや材質の違い、的の大きさや的までの距離、ルールの違いがあります。

とは言うものの、基本的なルール「1ラウンド3投」は変わらず、道具さえそろえれば大きな違和感を感じずに楽しめる程度のルールの違いしかありません。

ソフトダーツとハードダーツの違いについては次の記事も参考にしてみてください。
参考ソフトダーツとハードダーツの違いについて



よくある質問

ダーツの基本的なルールに関してよくある質問に回答します。

ダーツが刺さらなかったらどうなる?

ダーツがボードに刺さらない場合、カウントはされません

投げ直しにもなしません。0点です。

ただしソフトダーツの場合、ダーツがボードに刺さらなくてもマシンがカウントすることがあります。この場合はカウントが認められます。とにかくダーツマシンが判断したものが正しいです。

また、仲間内だけで楽しむときや初心者のときなどは、投げ直ししているという人も多いかもしれません。仲間内だけで完結するのであれば、誰の迷惑にもならないのであればそれもいいかもしれませんが、あくまでもルール違反だということは忘れないようにしましょう。

スローラインから足がはみ出るとどうなる?

刺さらなかったときと同様でカウントはされず0点です。投げ直しにもなりません。

ただ、遊びとして楽しんでるときに細かくはみ出していることを指摘するのも盛り下がるなという気もするし、だからといってルール違反を堂々とされても嫌だなという気もする。

とりあえずスローラインを越えて投げないように気をつけましょう。

ソフトダーツのルールまとめ

  • ダーツボードの説明・得点の見方
    ブル(50点)、トリプルリング(×3)、ダブルリング(×2)を覚えよう
  • ダーツボードまでの距離
    スローラインから244cm、ダーツボードの中心までの高さが173cm
  • ダーツゲームの基本ルール
    1ラウンド3投、突き刺さらないでも1投、スローラインを越えない

以上のことを簡単に説明しました。

ここでは基本中の基本を中心に紹介したので、もともと知っていたという人も多いでしょう。

ダーツで遊ぶには、この基本をもとに各ダーツゲームのルールを覚える必要があります。

初心者がまず覚えておきたいのは、よく遊ばれるダーツゲームである01(ゼロワン)クリケットカウントアップのルールです。これだけは必ず覚えておきましょう。

この他にもダーツ初心者が覚えておきたいこととして次の5つがあります。それぞれリンク先で詳細を説明しているので確認してみてください。




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