01(ゼロワン)はダーツでよく遊ばれる基本的なゲームです。
簡単に説明すると最初にある持ち点を徐々に減らしていき、最後にピッタリ「0」にするというゲーム。ただ単に得点を積み重ねるカウントアップとは違い、戦略を立て計算をしながらゴールへ向かうのが面白いところです。
対戦形式であればこれに駆け引きが加わり楽しさがupすること間違いなし。ルールは簡単なので初心者でもすぐに覚えられ楽しめます。
ここでは、初心者向けに01のルールと基本的な戦略やコツについてご紹介していきます。これを読んでおけば最低限の基本が分かるはずです。
ソフトダーツにおいて、他のプレーヤーと対戦するゲームは01とクリケット、そしてカウントアップが基本となります。なので、ソフトダーツを始めたばかりの初心者はここで紹介する01だけではなく、クリケットやカウントアップのルールを覚えておくことをオススメします。
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01(ゼロワン)のルール
01は最初に設定した持ち点から、ダーツを投げて獲得した得点分減らしていき、持ち点をちょうど0にするゲームの総称です。
ゲームの種類
ゲームの種類として、301、501、701、901、1101、1501とあり、それぞれ最初の持ち点を表しています。読み方は501であれば、「ごーまるいち」「ごーまる」などと呼ばれることが多いです。(301なら「さんまるいち」、701なら「ななまるいち」…)
ラウンド数は301,501,701は15ラウンド、901,1101,1501は20ラウンドのことが多いですが、店舗により違いがあることがあります。持ち点が少ないゲーム(301など)はラウンド数が少なく、逆に持ち点が多いゲーム(1501など)はラウンド数も多くなる傾向にあります。
設定されたラウンド数以内で、持ち点をぴったり0にしましょう。
持ち点以上を取るとバースト
持ち点以上に得点を取ってしまう場合、例えば残りが20点のときにBULLで50点を取るなどすると、BUST(バースト)となります。
BUST(バースト)となると、そのラウンドが強制的に終了しBUST(バースト)になる前の点数に戻ります。もしそのラウンドの1投目(もしくは2頭目)にBUST(バースト)でもそのラウンドは終了です。
いくら得点を減らしていくのが早くても、最終的にピッタリ「0」にしない限りゲームは終わりません。
勝利の条件
2人以上で対戦する場合、どちらが先に「0」にすることができるかを争います。
野球のような表の攻撃と裏の攻撃の概念はなく、先行のプレイヤーが0にしたらその時点でゲームは終了、先行のプレイヤーの勝利となります。つまり、01は先行が有利なゲームです。
また、すべてのラウンドが終わる前に0にできない場合、すべてのラウンド終了後の持ち点が少ないほうが勝利となります。ただし、本来0にするゲームなので勝ちは勝ちですが微妙な喜べない勝利といえるかもしれません。
なのでゲームを選ぶときは、自分の実力にあったゲーム(初心者なら301から、上級者なら701など)を選択しましょう。
ダブルアウトとマスターアウト
01はピッタリ持ち点を0にするゲームです。この0にする、最後の1投に関するルールがダブルアウトとマスターアウトです。
ダブルアウトとはフィニッシュの1投をダブルに入れなくてはいけないルールです。ダブルはダーツボードの外周にあるダブルリングエリアと、インナーブル(インブル)が該当します。ダブルじゃあがれない数字なので、残りの持ち点が1になってしまった場合もBUST(バースト)となります。
マスターアウトはフィニッシュの1投をダブル、トリプル、ブルのいずれかに入れなくてはいけないルールです。ダブルアウトよりは範囲が広がり簡単になります。
ダーツバーではシングルアウト?マスターアウト?
ダブルアウトやマスターアウトルールはプロの大会などの公式戦で採用されているルールです。ですが、一般的にダーツバーなど普段遊ぶダーツマシンではこのルールは通常採用していません。つまり、シングルであがることもOKなルール設定になっていることが多いです。
ですが面倒なことが1つあります。それはダブルアウト、マスターアウトじゃないとダメだと思っているプレイヤーもいるということです。(もちろんシングルアウトが当たり前だと考えている人も多くいます)
暗黙の了解として考えている人がいるおかげで、対戦するプレーヤー同士でルールのズレが生じることもあります。(シングルであがると「え?」という反応があったりも…)
とりあえず初心者のうちはシングルアウトで大丈夫だと思いますが、対戦する場合は「はじめたばかりなのでシングルであがってもいいですか?」といった風に事前にコミュニケーションをとっておくことをオススメします。
01(ゼロワン)のコツ
それでは簡単なコツや戦略を紹介します。
あくまで慣れるまでの参考として頭に入れてみてください。
まずは得点を削るためのブル
01のコツは序盤はとにかくブルを狙うことです。
序盤はとにかく持ち点を減らす事が重要です。そのため、高得点のブルを狙います。20のトリプルのほうが高得点ですが、ブルよりも難易度が高い(エリアが狭い)ので初心者は一般的にブルを狙います。
あがりを意識しアレンジする
1ラウンドの最高得点は20のトリプルを3投とも入れる180点なので、それを目安に逆算してあがり(0にすること)を意識します。(のこり180以下であれば1ラウンド3投であがれる可能性があるから)
あがりやすい数字に調整する、または調整してフィニッシュすることをアレンジといいますが、中盤から終盤にかけてはそのアレンジを意識しましょう。
初心者の場合、なかなか思ったようにアレンジできないのはしょうがないことです。確かにアレンジよりもブルを狙い点数を減らす方が勝ちやすい時期です。とは言うものの、せっかく01をやるのなら、多少はアレンジを意識したほうが楽しめます。単にブルを狙うだけならカウントアップで十分なので。
32にアレンジ
どうアレンジすればいいか分からないのであれば、まずは残りを32にするという意識を持ってゲームをしてみてはいかがでしょうか。
この32という数字、01においてはおさえておきたい数字です。
なぜかというと、残り32点は狙いやすく失敗してもカバーがしやすいと言われているからです。
例えば残り32のときは16のダブルを狙うことになりますが、もし少しズレて16の隣にある8のダブルに入ったとしましょう。すると残りは32−16で16、今度は8のダブルを狙うことに(ダブルアウトの場合)なります。つまり、16と8と狙いをあまり動かす必要がないので、狙いやすいということに。
他にも次のような例があげられます。
- 残り32で16ダブルを狙って16シングルだった場合(のこり32-16=16)
次に狙うのは16のシングル、もしくは8のダブル - 残り32で16ダブルを狙って8ダブルだった場合(のこり32-16=16)
次に狙うのは16のシングル、もしくは8のダブル - 残り32で16ダブルを狙って8シングルだった場合(のこり32-8=24)
次に狙うのは8のトリプル
このように隣り合う16や8を狙い続ければいいという状況を作りあげることができます。
初心者のうちはこのようなポイントに注意して01を楽しんでみましょう。
01のルールとコツのまとめ
- 01(ゼロワン)のルール
- 得点を減らしていきピッタリ0にするゲーム
- 最初の持ち点は301,501,901,1101,1501など種類がある
- 0よりも多く減らすとBUST(バースト)となりその前の得点に戻り次のラウンドへ
- ラウンド数はゲームにより(お店により)違う。10〜20ラウンド
- ダブルアウト:最後の1投がダブル
マスターアウト:最後の1投がダブルorトリプル
- 01(ゼロワン)のコツ
- 序盤から中盤はとにかくブルを狙い点数を削る
- 32にアレンジする
01(ゼロワン)のルールとコツをご紹介しました。
初心者の人にもうひとつ気をつけて欲しいことは、はじめのうちは持ち点の少ない301や501を楽しむということです。
はじめから701以上のゲームをやると、すべてのラウンドを終えても0まで到達しないことになります。これでは01ではなく、カウントアップをやってるのと大して変わりません。
01はアレンジして最後は0でフィニッシュするゲーム。その楽しさを味わうには、自分の実力にあったゲームの選択をすることが大切です。
ご紹介したダブルアウトやマスターアウトのルールについてもそうです。できもしない内から、このようなルールで遊んでいても01の面白さは半減してしまいます。
まずは301のシングルアウトで始めて、自分なりにアレンジを意識しながら遊んでみてください。その方がダーツが楽しめますよ。
この他にもダーツ初心者が知っておきたいダーツゲーム、それ以外にも覚えておきたいこととして次の5つがあります。
それぞれリンク先で詳細を説明しているので確認してみてください。
初心者はまずはこれをcheck!!